第6回大井競馬 (7/8〜13) 今開催も8日の日曜日から13日の金曜日まで、6日開催で行われる。日曜日は9レース制で、第1競走の発走は若干遅めの16:20からとなっている。また、4日目には第14回ジャパンダートダービー(Jpn1)が行われる。 ■初日のメインレースはB3三組選抜馬による「ベガ賞」1600m。 1600m【4-0-1-1】、近走で連勝中のハクユウコマンダーに3連勝の期待。キタサンギャラントも1600mは得意としており、前走1800mで9着と大きく負けているが、巻き返しは必至だ。グランドマルクも1600mは1勝も、ここ3戦マイルで6、3、2着と調子を上げてきているだけに注意が必要。ベターフォーチュン、イブニングラッシュ等も差ない、拮抗したメンバーだ。 ■2日目のメインレースはB3二組選抜馬による「デネブ賞」1800m。 ヨロシイヤンの巻き返しに期待。パール賞では1番人気に推されたが、スローペースに嵌りドゥフトライネンに敗れたばかりでなく、ネヴァデザートをも捕らえられず。同様にグローバルキャストも展開次第だ。 3歳馬ロンドンアイは2度目の1800m。羽田盃はハイペースを2番手追走し一杯に。決してこなせない距離ではないし、落ち着いた流れになればチャンスはあるはず。同じく3歳のレディーソルジャーにはちょっと長いか。ムサシキングオーは同型の出方がカギ。 ■3日目のメインレースは準重賞「12スターライトカップ」1600m。 全6勝が1600mのプロディージュが中心だが、前走もそうだったが渋った馬場はあまり良くない。ここも良馬場なら。同じく人気になりそうなゴーディーも重馬場は得意とは言えず、更に休み明けをひと叩きされたドラゴンキラリも出来れば良馬場が理想。グリーングローバル、クロスデジタル、トップフィーリング、ピエールパピヨン、ホワイトランナー、ラストキングなど渋った馬場を苦にしないタイプまで広げる必要も。混戦か。 ■4日目のメインレースは第14回ジャパンダートダービー(Jpn1)2000m。回避馬が相次ぎ、本校執筆時点で11頭立ての様相だ。 ユニコーンS1、2着のストローハットとオースミイチバンは実績も十分で手堅いだろう。ハタノヴァンクールも勝ち馬が【4-2-2-1】と相性のいい端午Sの勝ち馬。トリップはゴールドアリュール、サクセスブロッケンと2頭の優勝馬を輩出している日本ダービー出走馬。ただし、このレースが初ダートは勝ち鞍なしと相反するデータもある。フリートストリートは2月のヒヤシンスS以来の久々になるが、2勝とこのレースを知り尽くしている角居厩舎だけに油断できない。 過去の傾向に何も触れないのがホッコータルマエだが、ダービー後の古馬1000万に勝っている馬は軽視できない。 一方地方馬は羽田盃馬アートサハラ、東京ダービー馬プレティオラスともに追い込み馬で、前崩れの流れになれば浮上のチャンスあり。名古屋のマイネルセグメントのように真っ向勝負では厳しいだろうが、同馬も元中央馬で。 ■5日目のメインは「ゆりかもめオープン」1200m。 距離適性ならボク。前走の帝王賞は決してこなせない距離ではないが、さすがに厳しかった11着。マイル以上の距離での勝ち鞍もあるが、1200mは【3-4-0-0】。大井1200mの持ちタイムならブリーズフレイバーだが、叩かれた効果は疑問。出戻りのジーエスライカーは好調キープで期待できそう。大井の1200mならギオンゴールドも合っている。前走の不利を度外視すればコアレスピューマにも再度の期待を。 ■6日目のメインはB3四組の「日刊スポーツ賞」1400m。 大井1400mは枠順の有利不利も大きいので、枠順未確定の状態では難しいが、この距離2勝のユウキアックン、前開催の1400m1分26秒9のレーヴドベティ、距離延長が奏功したノースソルジャー、最後の不利が痛かったがなんとか4着のアールルイスに、3歳馬メビュースラブ、カムリあたりが絡んできそうだ。いずれにせよ、内枠有利が鉄則。 (日刊競馬より抜粋)