☆11/27(日) 第5回東京第8日10R 第31回ジャパンカップ(G1) 芝2400m 国際招待・定量 【有力馬情報】 ★デインドリーム(独) 日本馬が連勝中だが、凱旋門賞を制したこの馬の参戦で、久しぶりに外国馬中心になりそう。 3歳牝馬で斤量面の恩恵も受けたが、あのスノーフェアリーに5馬身以上の差をつけレコード勝ちは圧巻。 伊オークスを勝ってからの充実ぶりは目覚ましく、2400mは5着のあと3連勝と素質が開花した。 今回は更に軽い53kgでの出走。 バーデンバーデンの重馬場で楽勝しており、馬場状態を問わず有力視できる。 凱旋門賞以前は持ち時計の裏付けがなかった同馬だが、凱旋門賞におけるレコードでの快走で、速い時計の決着にも対応出来ることを証明。 長いシーズンを戦ってきて、目に見えない疲労があるかもしれないということ以外、死角の見当たらない馬である。 ★ブエナビスタ(日) 昨年のジャパンCではローズキングダム以下に差をつけながら、進路妨害で2着に降着の判定。 以降、勝ち星から遠ざかっているが、ドバイWCを除けば上位争いしており、窮屈な内に入った天皇賞(秋)でも4着と崩れなかった。 中間絞るのに苦労して、昨秋ほどの状態になかったようだし、1度使われての上積みを期待できる。 まだ衰えを見せたと見るのは早計だろう。 休み明け2戦目でパフォーマンスを上げてくる公算大だ。 ★トーセンジョーダン(日) 札幌記念、天皇賞(秋)と連勝。 思えば昨秋も3連勝と好調だった。 その天皇賞(秋)はシルポートが速いペースで逃げたこともあるが、2000m1分56秒1は驚異的なレコード。 アルゼンチン共和国杯は2500mでの勝利だし、距離延長にも問題はない。 クラシック候補に名を連ねた素質馬がここまで良くなれば連勝を伸ばす可能性も十分。 激しいレースだっただけに反動が気になるところだが、前走後も順調に調教メニューを消化しており、ダメージが残っている印象はない。 ★ペルーサ(日) デビューから4連勝し、強い4歳世代でも能力はトップクラス。 スタートの悪さに悩まされながらも昨年、天皇賞(秋)2着、ジャパンC5着と健闘したように、直線が長い東京が向く。 今はゲートに不安がなく、14kg増の天皇賞(秋)を使われての上積み十分だろう。 超高速決着となったが後方待機から長くいい脚を使って3着に健闘。 まだG1 のタイトルは保持しておらず、重賞勝ちも3歳時の青葉賞のみだが、潜在能力は今回のメンバーに入ってもまったく見劣らない。 ★ヴィクトワールピサ(日) 凱旋門賞とその前哨戦を回避することになったが、帰国後は順調に回復している。 有馬記念でブエナビスタを下し、ドバイWCを制して、世界に誇れる馬に成長した。 ジャパンC3着だった昨年と比べて、はるかにパワーアップしている。 長く実戦を離れているだけに、レース勘という意味では不安も残すが、底力で好勝負に持ち込む可能性が高い。 ★エイシンフラッシュ(日) ハイレベルとうたわれている現4歳世代のダービー馬。 休み明けの天皇賞(秋)6着。 レコードが出たペースで早目に抜け出しを図り、それで大崩れしなかった。 順調さを欠いた昨秋より調子は良さそう。 東京2400mではダービーで驚異の上がり32.7秒。 日本ダービーを制した舞台なら、狙い目は十分にあるだろう。 ★シャレータ(仏) ヴェルメーユ賞3着のあと、凱旋門賞2着と上昇中。 スノーフェアリーに先着しており、重賞勝ちは一つでも侮れない実力。 ただ、デインドリームとの5馬身差は大きい。 ヴェルメイユ賞では逃げ、凱旋門賞では2番手追走と、先行力を活かした競馬をする馬だ。 典型的欧州タイプだけに、日本の軽い馬場に適合出来るか懸念されていたが、レコード決着となった凱旋門賞で好走し、速い時計の勝負にも対応出来ることを実証したのは大きな収穫だった。 自国を出て競馬をするのはこれが初めてで、日本への長距離輸送と環境の変化への対応がポイントになりそうである。 ★ローズキングダム(日) JC連覇を目指す。 59kgを背負った京都大賞典では課題とされた重量を克服。 決して能力に陰りが出ているわけではないはずだ。 レコード決着の天皇賞(秋)は流れ自体が厳しく距離適性の差も出た。 57kgでレースはしやすいだろう。 ベストの舞台と言える東京・芝2400mなら、底力を見直す必要がある。 ★ウインバリアシオン(日) 日本の3歳馬では、ただ1頭の参戦。 日本ダービー、神戸新聞杯、菊花賞と、現在3戦連続2着に敗れているが、先着を許した相手はすべて、圧倒的な強さでクラシック三冠を達成したオルフェーヴル。 一連の戦績から、現3歳世代のナンバー2という評価は揺るぎない。 菊花賞後も体調は引き続き高いレベルで安定している。 古馬と初対戦になる今回、世界最強クラスが相手となるだけに、条件は決して楽ではないが、未知の魅力に溢れている。 ★ヒルノダムール(日) 昨年のクラシック戦線では皐月賞2着、日本ダービー9着、菊花賞7着と無冠に終わったが、4歳を迎えた今年の春に本格化。 4月の産経大阪杯を1分57秒8のコースレコードで制して重賞初制覇を飾ると、続く天皇賞(春)も連勝。 一気にG1 ウイナーの仲間入りを果たした。 その後はひと息入れて、世界最高峰レースの凱旋門賞に挑戦。 結果は10着だったが、前哨戦のフォワ賞では2着に健闘した。 大敗明けで帰国初戦と不利な材料も少なくないが、天皇賞馬の底力は侮れない。 ★トレイルブレイザー(日) 1600万下クラスの身で格上挑戦した前走のアルゼンチン共和国杯で重賞初制覇を達成。 2着馬オウケンブルースリが58.5kgのハンデを背負っていたのに対し、こちらはハンデ55kgと3.5kgの斤量差はあったが、好位追走から早めに抜け出す横綱相撲で後続の追撃を完封。 地力強化を印象付ける勝ち方だった。 ハイレベルな4歳世代の中にあり“大器晩成”という評価。 一気に相手は強化されるが、勢いで上位に食い込みを狙う。 ★トゥザグローリー(日) 昨年暮れから今春にかけて大活躍。 中日新聞杯で重賞初制覇を飾ると、続く有馬記念でも3着に大健闘。 今年に入って、京都記念、日経賞と、さらに重賞タイトルを2つ上積みした。 その後のG1・2戦、天皇賞(春)と宝塚記念は、いずれも13着と大敗を喫した。 夏場の休養を挟んで出走した前走の天皇賞(秋)では、優勝馬から0.6秒差の5着と、復調を感じさせる走りを披露。 本来の出来に戻れば、上位争いに加わってくるだろう。 ★オウケンブルースリ(日) 09年のジャパンカップ2着馬。 優勝したウオッカを迫力満点の末脚で追い詰め、ハナ差の大接戦を演じた。 その後は脚部不安などもあって低迷した時期もあったが、6歳秋を迎えて再び上昇ムード。 前々走の京都大賞典=3着、前走のアルゼンチン共和国杯=2着と、2戦続けて上々の走りを見せている。 セールスポイントである息の長い末脚を活かせる展開になれば、出番も十分にあるだろう。 ★ジャガーメイル(日) 10年の天皇賞(春)優勝馬。 豊富なスタミナが持ち味で、芝2400m以上の距離に良績が集中している。 9着に大敗した前走の天皇賞(秋)は、やや距離不足だった印象が強い。 昨年のジャパンカップは4着だったが、繰り上がりで優勝したローズキングダムとのタイム差は僅かに0.1秒。 7歳でも元気一杯だけに、軽視は禁物だろう。 ★サラリンクス(仏) 今年8月G2・ポモーヌ賞で重賞初制覇を達成。 続いて、G1・ヴェルメイユ賞で4着。 そして、前走はカナダに遠征し、G1・カナディアンインターナショナル優勝と、4歳秋を迎えて本格化した実力牝馬。 カナディアンインターナショナルでは後方待機から追い込んだが、ペースによっては好位につけることも出来る自在性を持つ。 前走で遠征を経験しているのは心強い一方、時計的な裏付けがないのが懸念材料だ。 ★ミッションアプルーヴド(米) これまで出走した26戦のほとんどでハナを切っている、典型的な逃げ馬。 休み明けで人気がなかったマンハッタンハンデキャップをすいすいと逃げ切ったように、自分の競馬が出来た時には無類の強さを発揮する。 本拠地ニューヨーク州を中心に東海岸で競馬をしている。 アメリカ国内でもイリノイ州より西には遠征したことがないという馬だけに、長距離輸送と環境の変化への対応がポイント。 到着後の状態をじっくり見たい馬である。 ☆お得なキャンペーン実施中☆ ダービーエクスプレス http://fhp.jp/derbyexp