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2011年10月29日 20時35分 発行
§競馬新聞FIVE§
G1スペシャル分析
天皇賞・秋(G1)
┗━━━━━━━━━┛
能力分析は万全!
全頭徹底分析

[01]シルポート
(西園厩舎・蛯名騎手)
評価:C(単騎で行けても…)
【分析】
マイペース逃げに活路も、例えペースを落としたとしても決め手の差で飲み込まれる可能性大。2000Mも長い。
【情報】
蛯名は「逃げるだけ。相手が相手だから大きな事は言えないよ」と弱気。厩舎関係者も「さすがにこの相手では…」と白旗ムード。

[02]ダノンヨーヨー
(音無厩舎・後藤浩騎手)
評価:C(決め手は強烈も)
【分析】
マイル専門から、中距離型に移行中。よく対応していて豪脚も健在だが、このメンバーで突き抜けるまでの裏付けはない。
【情報】
距離不安が囁かれる同馬だが、師は「宝塚記念であれだけやれれば距離は大丈夫」と。課題はスタートだが、その点については「米国競馬ではスタートが非常に重要。お世話になった厩舎でゲートの重要性や技術を学ぶ事ができた。まぁ見てて」と武者修行帰りの後藤浩が自信を見せている。

[03]アクシオン
(二ノ宮厩舎・柴田善騎手)
評価:C(高速決着はキツい)
【分析】
残り少なくなってきたサンデーサイレンス産駒。洋芝の北海道シリーズで健在をアピールも、高速決着になると年齢的にもキツい。
【情報】
「前走のデキを8.5とすると今回は9の状態にはある。ただ、冷静に考えて、どれだけ状態が良くても、このメンツでは厳しい
だろう。この後も順調なら鳴尾記念あたりを使いたいね」と師は弱気。

[04]エイシンフラッシュ
(藤原英厩舎・ルメール騎手)
評価:A(完全復活なるか)
【分析】
超高速上がりでダービー馬になって以来、勝利からは遠ざかっているが、復調十分な今期は内容も上々。広いコース+ルメール騎乗で、超一流の潜在能力が花開くか。
【情報】
厩舎関係者が「この秋は見てて下さいよ」と強気一辺倒。続けて「春は勝ち切れない競馬が続きましたけど、この秋はフラッシュの力がどんなものなのかを、ファンの皆さんにお見せします」と堂々の必勝宣言。栗東滞在の情報班からは『「トレセン内の一部関係者の間では激走するならエイシンフラッシュだろう」と名前が挙がっている』との報告も入っており、これは注目すべき一頭。

[05]ブエナビスタ
(松田博厩舎・岩田騎手)
評価:A(女王健在)
【分析】
勝ち星から遠ざかっているが、春の走りを見る限り衰えはない。昨年もそうだったが、ドバイ遠征の影響が残った春シーズンよりも、腰を落ち着けて調整できる秋シーズンの方が体調は安定している。対戦比で強力牡馬を上回り、歴代の名馬と比較されるレベル。ここも評価は落とせない。
【情報】
この中間は“中年太り"“下降線”などの文字が一部紙面をにぎわせたが、厩舎関係者は、中年太りに関しては「年齢的にしょうがないモノ。でもだからといって体つきに問題がある訳ではない。この馬はレースが近づくと自分で体をつくるからね」とし、下降線に関しても「稽古で遅れた事からそう思う人もいると思うけど、全く問題ない。状態は良いよ」と一蹴する。実力はトップクラスである事は間違いないが、今年は2着続き。これに対して、岩田は「この秋は出走する全てのレースを勝たなければいけないくらいの馬だと思っている。この春は勝たせる事が出来なかったにも関わらず、引き続き乗せてくれた関係者の為にも、何としても結果を残すよ」と腕を撫しており、師も「負けられないね」と力が入っている。

[06]ビッグウィーク
(長浜厩舎・川田騎手)
評価:D(恵まれたG1馬)
【分析】
強い世代の菊花賞馬だが、当時は展開に恵まれ、かつ勢いもあった。また有力馬が回避していたり、レースの流れに乗れなかったりと、あらゆる面でこの馬に有利に働いていた。今年に入ってからのレースを見ても、力不足は明白。
【情報】
「前走は極端な瞬発力勝負になったからね。ああいう競馬ではウチのはキツイ。速い流れのスタミナ勝負なら、このメンバーでもやれていいけど、今回も展開次第だね」と師は弱気。

[07]ダークシャドウ
(堀厩舎・ベリー騎手)
評価:B(勢いならコレ)
【分析】
遅れてきた大器。東京5戦5勝で、前走も直線で前が再三詰まる中から馬群をこじ開けての差し切りで、抜群の勝負根性と非凡な瞬発力が光る。大幅相手強化となるが、底を見せぬ勢いで一気の頂点もある。
【情報】
「トモに弱点があるタイプなので、中2週は微妙だけど、一度使われた効果はあるし、上積みも確実に見込める。前走、前々走と全く違う競馬で連勝できた事は自信になるし、このメンバーでも勝負になると思っている」と師。ただ、一部の関係者の間では「圧倒的に少ないキャリアだし、馬もまだ未完成なので、ココでの勝ち負けは正直厳しいんじゃないか…」との声も。

[08]ペルーサ
(藤沢和厩舎・横山典騎手)
評価:A(東京なら怖い)
【分析】
スタートが改善された有馬記念、天皇賞(春)だったが、超一流とはやや差を感じさせる内容。しかし東京コースは3歳時に毎回出遅れながら高いパフォーマンスを見せていた舞台。半年振りは課題も、イキナリ闘志に火がつけば先行勢をまとめて飲み込む脚はある。
【情報】
久々という点には少し表情を曇らせる師だが、馬体に関しては「成長してとても良い体になった。春先より間違いなくパワーアップしているよ」と。鞍上も「まだいくらかうるさい所は見せているけど、動きは春よりずっと良い。当初は一度叩いた方がいいと思っていたけど、これなら面白い。たとえ出遅れても今の状態なら可能性はあるよ」と色気タップリ。

[09]ジャガーメイル
(堀厩舎・四位騎手)
評価:B(直線勝負でどこまで)
【分析】
持続力ある末脚で、息の長い活躍。ただ本領は2400M以上で発揮され、2000Mだと良くも悪くも直線一手の競馬。あとはどこまで差を詰められるか。
【情報】
「前走は先を見越しての仕上げだった事もあるし、そんなに悲観していない。上積みという点ではダークシャドウ以上だし、ジャングルポケット産駒特有の背腰の疲れも溜まってない。状態面では過去最高と言っていいんじゃないかな」と師。厩舎関係者も「昨年の借りを返したい」と巻き返しに燃えている。

[10]メイショウベルーガ
(池添厩舎・池添騎手)
評価:C(秋の目標は次)
【分析】
一流牡馬に肉薄する力を持つが、休養期間が長く2000Mも少し短い。ココはエリザベス女王杯へ繋げるレース。
【情報】
「他のレースを使うとなる重い斤量になるからね。しょうがなくだよ」と番組の関係でしょうがなく使う事を明かした厩舎関係者。勝負度合いは限りなく低い。

[11]ローズキングダム
(橋口厩舎・メンディ騎手)
評価:A(順調度は春以上)
【分析】
繰り上がりとは言え昨年のJC覇者で、G1馬の中では最も自在性がある。その分、真の追い合いになると決め手で見劣るが、臨戦過程の良さとメンディザバル騎手との新たなコンビで、更に引き出しを広げる可能性あり。状態面も春を上回っている。
【情報】
師は開口一番「好走の条件は良馬場であること。これに尽きる」と。日曜の天候は現時点(土曜夜)では雨が降る可能性もあるので、馬場状態をシッカリと見極める必要がある。ただ状態面に関しては引き続き良好のようで「馬場さえ良ければ、あとは鞍上(メンディザバル)が何とかしてくれるでしょう」と。

[12]トーセンジョーダン
(池江寿厩舎・ピンナ騎手)
評価:B(まだ伸びシロあり)
【分析】
好位から早めスパートが可能な機動力が武器。それでいてフットワークが大きい走りだけに、東京コースはピッタリ。ここまでG1では善戦止まりだが、長い休養期間もあり、まだ限界を見せた訳ではない。
【情報】
ピンナは「宝塚記念は後ろからの競馬になってしまった事が全て。今回はもっといいポジションでジョーダン本来の競馬をさせてやりたいと思っている」と強気なコメント。札幌記念から少し間隔はあいたが、師も「追う毎に動きが良くなっている」とデキに満足気。ただ「速い時計がないので、高速決着だと少し不安だね…」とも。

[13]ミッキードリーム
(音無厩舎・和田竜騎手)
評価:B(大穴の資格あり)
【分析】
スローの瞬発力勝負が得意で、ポジションを問わない自在性が武器。初の東京コースだった前走が適性十分の走り。実績で劣る馬の中では、大穴として最も不気味。
【情報】
人気のアーネストリー陣営がライバルとして名を挙げたのが、このミッキードリーム。前走の毎日王冠を高く評価してのものだが、実際の勝負度合いはというと、『出走圏内にいたG1馬オウケンブルースリを引っ込めてまで、出走圏外にいたミッキードリームを出走させた』経緯を考えても勝負態勢にある事は明らか。師も「前走は初めての東京遠征で馬がイライラしていた。2度目なら慣れが見込めると思うし、落ち着きさえ出れば一発もあると思っているよ」とニヤリ。情報からもノーマークは危険な存在。

[14]シャドウゲイト
(加藤征厩舎・田中勝騎手)
評価:D(東京は鬼門)
【分析】
国内G1では限界があり、東京コースも鬼門。グチャグチャの不良馬場にでもなれば話は別だが、それも望み薄では厳しいと言わざるを得ない。
【情報】
「前走よりは今回の方が状態は良い。ただ、相手が揃い過ぎてるよね。雨で馬場が渋れば少しはやれそうだけど…」と師のトーンは低い。

[15]シンゲン
(戸田厩舎・田辺騎手)
評価:C(衰え隠せず)
【分析】
再三の骨折を乗り越えた不屈の闘志には敬意を表するが、ここ1年の内容からはさすがに厳しい。
【情報】
「前走はスローで掛かっていたけど、折り合ってもう少し前の位置で競馬出来れば勝てていたかもしれない」と毎日王冠を振り返った師。今回に関しては「時計の掛かる馬場になってくれればチャンスはある」と。

[16]ナリタクリスタル
(木原厩舎・武豊騎手)評価:C(ここでは力不足)
【分析】
実績はローカル重賞のみ。中央場所では力不足の現状だ。
【情報】
「毎日王冠ではウチのも33秒1を使ってるんだけどねぇ…。それで7着だったし、前走以上のメンバーが揃ったとなると厳しいかな…」と師は弱気。

[17]トゥザグローリー
(池江寿厩舎・福永騎手)
評価:A(立ち直って反撃)
【分析】
天皇賞(春)は激しく折り合いを欠いたように距離のカベ。続く宝塚記念は夏負けと、ここ2戦の大敗には敗因がハッキリ。未完成段階の有馬3着→G2連勝の内容はピカ一で、能力は間違いなくA級。ひと息入れて立て直した効果があれば一気の反撃。
【情報】
前走は“夏負け”が大きな影響を及ぼし大敗を喫したが、この中間はシッカリと乗り込まれての出走。ただ陣営は「宝塚記念の時よりは大分良いけど、動きは良い頃と比べるともうひとつ。休み明けの割引は必要だよ」と師。

[18]アーネストリー
(佐々晶厩舎・佐藤哲騎手)
評価:A(完全本格化)
【分析】
自力で押し切った宝塚記念で念願のG1タイトル。予定の札幌記念を使えずに復帰戦がスライドしたが、そのオールカマーでは他馬を力でねじ伏せた。いくらか急仕上げだっただけに状態面の上積みも十分見込める。勝ち鞍のない東京だが、それは本格化前の話で今なら克服可能。
【情報】
「昨年はブエナを負かす事だけを考えて乗っていたけど、今年は相手の事を考えなくていい。自分の競馬をすれば結果ついてくる」と鞍上は超強気。師も「来年はもっと強くなるし、更に進化した姿を見せる事ができると思うよ」と。ただ、両者ともに「この枠は正直ガッカリだよ…」と。


          
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