★今週の重賞情報★ 今週は、中山グランドジャンプ(JG1)、ラジオNIKKEI賞、函館スプリントS(いずれもG3)の3鞍です。 この時間では3鞍の有力馬情報を、午後4時の号では各レースのデータ分析をお届けします。 ★今週の重賞・有力馬情報★ ☆7/2(土) 第3回中山第5日11R 第13回中山グランドJ[G1] 芝外4260m オープンガーデン 先行力は目立たないが、底抜けのスタミナと安定した飛越が持ち味。 前半は中団待機でも障害を越えるうちに徐々に順位を上げ、勝負どころではいつの間にかせんだんについている。 レースぶりは確かなセンスが窺える。 前走も11ヶ月ぶりだったが更にパワーアップしているようだ。 メルシーエイタイム 大障害コースでは年々順調さを欠くような結果になっているが、実績はそれでも出走馬中随一。 年齢的に上がり目は期待薄でも軽くは扱えないだろう。 マイネルネオス 昨年の中山大障害で3着。 レースを使いながら着実に傷害馬としての貫禄を身につけている。 どの位置からも確実に伸びてくる堅実さに加え、自在性も兼備。 前走も終い良く伸びた。 テイエムトッパズレ 09年東京ハイジャンプ以来勝ち星から遠ざかっているが、近走やっと復調の兆し。 持ち味の粘り強さは大障害コースでこそ真価を発揮する。 昨年の中山大障害4着は要警戒だろう。 ディアマジェスティ 障害デビュー戦、続くオープン戦と連勝。 まだ2戦の経験で中山も未経験。 条件的には厳しいが期待を持てる素質の持ち主。 ☆7/3(日) 第1回函館第6日11R 第18回函館スプリントS[G3] 芝1200m カレンチャン ここまで9戦7連対で、差す競馬を試した桜花賞TR以外はすべて3着以内。 この戦績だけでも資質の高さは瞭然だが、圧巻は今年の春。 準オープン圧勝の余勢を駆って、阪神牝馬Sで重賞初制覇を飾った。 本格化を辿っての函館参戦。 1000万下完勝があるこの地で、更なる飛躍を期す。 アンシェルブルー カレンチャンに阪神牝馬Sで1/2馬身差の2着。 内と外の差が大きい馬場状態で、相手は最内、こちらは16番枠だった。 その後、ヴィクトリアMでも5着に健闘しており、こちらも地力強化が著しい。 マイルまでは守備範囲だが、理想はスプリント勝負だけに距離短縮もプラスに働くだろう。 逆転を狙う。 パドトロワ 春は1600万下、オープンと2連勝。 特に前走は、重賞勝ち馬スプリングソングを抑え込んだのだから立派。 本質的には叩き良化型かも知れないが、入念に乗り込まれてきただけに、久々でも狙いは立つし、小回り向きの先行力も魅力。 ケイアイアストン 不良馬場の前々走から鮮やかに変身。 ただ、その前走も稍重だったので、馬場さえ良ければまだ前進があるだろう。 以前よりレース運びも巧みになっており、絡まれて失速した昨年とは、また違った走りが期待できそうだ。 ヘニーハウンド NHKマイルCでは折り合いを欠いて完敗に終わったが、この距離なら話は別だ。 キャリア1戦、休養明けという厳しい条件下で、最外から豪快に差し切ったファルコンSを見直す手も。 クリアンサス NHKマイルCでは失速したが、スピードを生かし切れるこの距離はいいし、小回りへのコース替わりもプラス。 他馬との斤量差も大きいだけに、前残りの警戒が必要になる。 テイエムオオタカ 1000万下とはいえ、古馬相手にレコードで圧勝した前走は強烈だった。 同型との兼ね合いは鍵だが、重賞初制覇に向け、大きな弾みがついたことは確かだ。 マジカルポケット 過去2度の完敗がともにマイル戦。 スプリント戦では堅実だし、中でも2歳Sを制しているこの函館1200mに替わるのは歓迎材料だろう。 ☆7/3(日) 第3回中山第6日11R 第60回ラジオNIKKEI賞[G3] 芝1800m ショウナンパルフェ ダービーは不良馬場を意識して、外枠から積極的なレース運び。 離して逃げたオールアズワンを交わすのに脚を使わされたのは誤算だったが、馬場の悪い内目でよく頑張っていた。 2着ウインバリアシオンとはその前の青葉賞で0.1秒差だったし、力負けというわけではない。 この顔ぶれなら実績上位。 中山でも勝ち鞍がある。 他馬とのハンデ差が鍵になりそう。 マイネルラクリマ 白百合Sで2勝目をマーク。 2着馬に先に出られたが、渋太く差し返した。 休み明けのNHKマイルCで0.5秒差は伊達ではなかったし、この時季、パンパンの良馬場とは限らないので、不良馬場を克服したのは大きい。 朝日杯FS・6着なら中山にも問題はないはず。 フルアクセル スタートが遅い分、レースがしづらい面はあるが、それで4戦2勝の好成績。 未勝利で上がり33.9秒。 前走、不良馬場で追走に苦労しながらもよく追い込んだ。 直線が長いコース向きは確かだろうが、小回り中山でもスムーズに捌いてくれば。 プランスデトワール 葵sの1200mは忙し過ぎたようだ。 距離が延びたエーデルワイスSでは馬体回復も好材料に。 外へ持ち出すとよく伸びた。 新馬勝ちは1800mだったし、更に1F延びても。 ヴィジャイ 白百合Sで折り合いに苦労していた。 その前の夏木立賞では上がり33.9秒と鋭い脚。 ディープインパクト産駒で兄姉が活躍馬。 まだ見限れない。 ターゲットマシン デビューから2連勝だから素質は高い。 弥生賞で枠入りに手間取り、全般に若さを残す現況。 ムキになる面があり、1Fでも短くなることでレースはしやすいはず。 カフナ コース2度目のプリンシパルSで3着。 減っていた馬体は戻り切らなかったが、ひと息入れて立て直し、スムーズな右回りなら躍進可能と見たい。 オメガブレイン NHKマイルC7着と健闘。 続くエーデルワイスSでは直線でヨレて、幾らか反動があったか。 中山の黄梅賞ではプランスデトワールを負かした。 侮れない実力の持ち主。 ダービーエクスプレス http://fhp.jp/derbyexp