6月12日(日)阪神競馬場CBC賞(GIII) 【データ解析】 05年までは12月に開催されていましたが、06年からは6月に変更され、条件も別定からハンデ戦へと変更。またグレードもGIIからGIIIに格下げになり、更に本来は中京競馬場で開催されていた当レースが中京競馬場の改装工事により昨年は京都芝1200mで開催され、今年は阪神芝1200mで開催と様々な条件変更があります。 よって、確たる傾向は掴み難いレースですが、ここでは変更になった06年以降過去5年の傾向を見ていきます。 ※まず当日の単勝人気からの傾向を見る過去5年で2番人気馬が辛うじて2着に2頭と来ているものの1〜3番人気馬の優秀は1度も無く波乱傾向のレースです。 ※馬齢別からの結果は6歳馬が3勝。4歳馬が2勝と4歳馬と6歳馬で5勝。 その他の馬齢馬は2、3着でした。 ※性別からの結果は牝馬の2勝/2着0頭/3着2頭に対して牡馬は3勝/2着5頭/3着3頭と牡馬が若干上回りますが出走当数から比較すると遜色はありません。 ※また、関東/関西の厩舎所属別に見ても関東所属が2勝/2着2頭。 関西所属が3勝/2着3頭/3着5頭と関西馬が上回りますが出走頭数から比較するとこちらも遜色ありません。 馬券圏内として性別と所属からしいて挙げれば関西厩舎所属の牡馬が若干有利と言えるでしょう。 ※そんな中でやはりハンデ戦ですので傾向が頻著に表れているのが斤量です。 そこでハンデから当レースの結果を見ると55キロのハンデ馬が3勝/2着1頭/3着2頭と極めて高い確率で馬券になっています。 対して51キロ以下の斤量馬/53キロ/55.5キロの斤量馬は3着すら無く52キロ 55.5キロの斤量馬は3着すら無く52キロの斤量馬は2着はありますが優勝はありません。 ※また57.5キロ以上の重ハンデを課せられた馬は3着1頭だけと厳しい結果です。 この結果から前述の斤量を除いた54キロ〜57キロの斤量馬が好走傾向にあります。 ※前走のデータからは前走重賞組の2勝/2着0頭/3着3頭に対して前走OP特別から参戦した馬は3勝/2着4頭/3着2頭と重賞組を上回る好結果を残しています。中でも前走TV愛知組が1勝/2着2頭/3着1頭と優秀です。 ※前走着順からは前走重賞組は前走大敗でも馬券に絡んでいますが、前走OP特別組から参戦馬が優勝するには前走で5着以内が必須条件。 特に前走1着馬が優秀。 ■該当馬 パドトロワ エーシンホワイティ エーシンリジル ヘッドライナー ※前走の人気からも前記の着順同様に重賞組は着順は不問ですがOP特別から参戦馬はやはり前走で3番人気以内馬が高結果を出しています。 ■該当馬 エーシンホワイティ パドトロワ ツルマルレオン ※前走の距離からの結果は前走1400m戦が4勝/2着2頭/3着1頭。 次いで、前走1200m戦が1勝/2着2頭/3着2頭とこの組で勝率はパーフェクトです。 前記を基本に不利なデータに該当する項目を下記に挙げてみました。 ■7歳以上馬 アーバニティ サンダルフォン ジェイケイセラヴィ ヘッドライナー ■ハンデ53キロ以下 ※斤量軽くて当然の3歳馬は除く エーシンリジル シゲルキョクチョウ シゲルハスラット スカイノダン ■前走OP特別で6着以下の馬 アポロフェニックス アーバニティ アーバンストリート サンダルフォン シゲルキョクチョウ ■前走OP特別で10番人気以下の馬 アポロフェニックス アーバンストリート サンダルフォン シゲルキョクチョウ ヘッドライナー ■57.5キロ以上の斤量馬 アーバニティ ダッシャーゴーゴー ヘッドライナー ■前走1200m/1400m以外の距離の馬 アポロフェニックス グランプリエンゼル ※以上を整理すると前走1400mの距離を使った関西所属の4歳馬か6歳馬でハンデは55キロ〜57キロの範囲の馬が有力馬になります。 特にハンデ54キロ〜57キロの前走愛知杯組が最有力馬になります。 1位エーシンホワイティ 2位パドトロワ 3位グランプリエンゼル 4位ツルマルレオン ※前走59キロでTV愛知を勝ったヘッドライナーと前走GI高松宮記念のダッシャーゴーゴーはハンデ面の不利を割り引いてデータからは次点の評価になります。 馬券組み立ての参考にお役に立て下さい。 ※浅田駿の電脳馬券塾より抜粋。