☆5/1(日) 第2回京都4日目11R 第143回天皇賞(春)[G1] 芝3200m トゥザグローリー 昨秋の復帰以降、猛烈な勢いで力をつけてきた。 小倉帰りの中1週で中山遠征、相手も一気に強くなった有馬記念での3着がその表れで、年明け2走も余裕綽々とした勝ちっぷり。 前走では58Kgも克服した。 スタミナにも不安はないし、2500mの有馬記念、2400mの日経賞とピタリと折り合えていたのだから3200mも難なくこなしてしまうだろう。 安定したレース運びも心強い限り。 ペルーサ 有馬記念以来3カ月ぶりの実戦。 トゥザグローリーには2馬身半離されたが、相手は1度使われての臨戦。 評価を下げるには至らないし、その前走からの上積みはこちらの方が大きいはずだ。 昨秋の天皇賞2着馬で、有馬記念でもトゥザから3/4馬身差の4着。 実績、実力とも上位なのは間違いないところ。 行きたがるタイプではないので3200mも問題なさそう。 発馬は依然不安定だが、それでも崩れていない。 少し展開が向けば差し切りも十分。 ローズキングダム 昨年のジャパンCの覇者。 年明け2戦は続けて3着だったが、日経新春杯は取消明けでJCから2カ月ぶり、前走の日経賞も2カ月半ぶりで、ともに他馬より重い斤量を背負ってのもの。 やはり力がある。 叩いて中3週、斤量も1kg減。 条件は明らかに前走よりいいし、攻めでも動いている。 昨年の菊花賞で3000mを克服しているのも心強い。 マイネルキッツ 一昨年の覇者で、昨年は2着。 淀の3200mには絶対の自信を持つ。 前走の日経賞は7カ月半ぶりの実戦で重目残りだったし、もともとが叩いて良くなるタイプ。 着差は小さくなかったが、4着なら決して悪くはないだろう。 1週前の攻めの動きはこの馬本来のそれ。 大きな上積みを見込んで良さそう。 叩き2走目でベストの舞台、逆転の目は十分。 エイシンフラッシュ 昨年末、菊花賞を筋肉痛で回避したあとの2戦は期待ほどの着順ではなかったが、それでも着差はともに0.4秒と僅か。 年明け緒戦の大阪杯も59kgで大外枠から終始外々を通らされながら、レコード決着でタイム差なしの3着。 ダービー馬の底力を感じさせた。 叩き2走目で気配は上向いて斤量も減る。 行きっぷりのいい馬だけに3200mでも折り合いがつけば。 メイショウベルーガ 昨年に続いての臨戦。 その昨年の10着は勝負どころで不利を受けてのもの。 折り合いはついていたし、3000mの阪神大賞典でも3着があるのだから距離は守備範囲。 京都外回りも、昨年のエリザベス女王杯で2着、牡馬相手にG2、1着、1着、2着の大得意コース。 条件に不足なし。 レースは開いたが気配もいい。 前走がトゥザグローリーと同斤量で0.1秒差。 2kg差あれば怖い。 ヒルノダムール 前走の大阪杯をレコードで重賞初制覇。 それ以前も、詰めは甘くとも堅実で、どんな相手とも五分に渡り合ってきた実力馬だ。 昨年の菊花賞は、勝負どころで動くに動けなかった分の0.4秒差。 3200mに不安はない。 昨年末からコンスタントに使われている分、大きな上積みはどうかだが、1週前の動きなら、デキは高いレベルで維持できている。 ここも上位に。 ジェントゥー 05年にオーストラリアからきたマカイビーディーヴァ以来となる海外からの遠征馬。 昨年の秋、突然強くなってフランス長距離界のトップに上り詰めた。 2400m前後では凡庸な成績だったのが3000m超級で一躍G1にまで達したあたり、紛れもない本格派ステイヤー。 国際レーティングは115だから、昨年のこのレースに当てはめると3着相当。 力量はヒケを取らないだけに、日本の軽い馬場への対応だけが鍵。