★今週の重賞・有力馬情報2★
☆4/9(土) 2回阪神5日目11R 第54回阪神牝馬S(G2) 芝1400m
レディルージュ
ダートの1600万条件を勝ったばかりだが、3,4歳時にG3で2着2回、オープン特別でも再三善戦したキャリアの持ち主。
ここに入っても実績はむしろ一枚上。
立て直した前走は馬体増で結果を出せたし、勝ちっぷりも力上位を見せつけるもの。
この距離も(0.2.2.0)と抜群の安定感。
いささか相手に恵まれた感のあるここなら連勝の可能性は十分。
スプリングサンダー
条件戦を2連勝して上げ潮に乗る。
とりわけ、大外から力強く伸びて難なく抜け出した前走はモノが違う印象。
以前ほど使い減りしなくなったあたりにも成長が窺えるし、阪神のこの距離もピッタリの感。
昇級でも決め手勝負ならチャンス。
サングレアズール
オープン初挑戦の前走でヒカルアマランサスと半馬身差。
内目を巧みに捌いたとはいえ、早々にメドが立った。
1400mで2勝を挙げているのも心強く、いきなり上位争いに加わりそうだ。
プロヴィナージュ
中山牝馬Sで10着に敗れたが、決め手勝負の決着で軽量馬が1,2着。
流れも合わなかったようだ。
連続2着だった昨年のクイーンS、朝日CC当時のデキに戻り切っていない印象もあるが、このメンバーなら実績上位は明白。
1400mがどうかだが、連闘してくれば注意が必要。
ギンザボナンザ
久々の六甲Sで外から力強く伸びて見せ場を作った。
先行、好位組が上位を占めた中で、差し、追い込み組で最先着した内容は価値がある。
☆4/9(土) 2回阪神5日目12R 第29回ニュージーランドT(G2) 芝1600m
グランプリボス
今年はスプリングSからのスタートとなったが、前に馬を置けずに早目先頭の厳しい競馬。
それで0.2秒差だから力は示した。
行きたがる気性、サクラバクシンオー産駒の血統面を考慮しても朝日杯FS勝ちしたマイルがベスト。
NHKマイルC直行、皐月賞挑戦の可能性もあるようだが、出てくれば当然のように巻き返す。
リアルインパクト
京王杯2歳S、朝日杯FSともグランプリボスの2着。
ともに0.1秒差で十分逆転が狙える範囲。
朝日杯FS組では3着リベルタスが若駒Sを、4着サダムパテックが弥生賞を勝ち、これらに先着は価値がある。
NHKマイルCを目標に、マイル戦を狙ってのスタート。
ラトルスネーク
500万下勝ちが外を回って強い勝ちっぷりだった。
アーリントンCでは内々で折り合い重視。
バラけずに窮屈な競馬を強いられたが、外へ持ち出すと目を引く伸びだった。
大分、レースを覚えてきたので、直線スムーズに捌ければ。
ダノンシャーク
新馬でリベルタスとクビ差、2戦目がサダムパテックの2着。
つばき賞で負かしたプレイが弥生賞2着だし、6戦2勝は一見地味な成績だが、対戦レベルが上。
昇級の若葉Sで3着し、まだ上昇の余地がありそうだ。
マイルも守備範囲。
リキサンマックス
ブリンカーを着用して真面目に走るようになったが、若葉Sの2000mは長過ぎたようだ。
きさらぎ賞では、スプリングS勝ちしたオルフェーヴルの追撃を抑えているし、スピードは一級品。
自分の競馬に持ち込めるかどうかが鍵だが、距離が魅力。
ディープサウンド
共同通信杯3着だが、勝ち馬のナカヤマナイトは2歳時、好時計決着の百日草特別で負かしている。
ホープフルS凡走後、早々と立ち直ってきた。
ハナにはこだわらないし、マイルでも流れに乗れるはず。
キョウエイバサラ
アーリントンCでうまく流れに乗れたし、初芝だったことを思えば上々の2着。
芝のマイルに高い適性がある。
渋太さを生かせる形なら。
スギノエンデバー
ファルコンS2着。
タメが利いてよく伸びてきた。
あの競馬なら初めてのマイル戦でも警戒が必要になる。
☆4/10(日) 2回阪神6日目12R 第18回マーチS(G3) ダ1800m
キングスエンブレム
ジャパンCダートこそ内々の苦しい位置から伸びを欠いたが、2走前にはトランセンドに急追して0.2秒差。
ヴァーミリアンの半弟という血統面の背景からも、G1級の底力は十分。
立て直された今回、見直しは当然。
メテオロロジスト
佐賀記念を逃げてレコード勝ちした。
5勝中4勝が逃げ切りで、やはりハナを切った際の強さは格別。
当舞台は難なく押し切った2走前に1:51.0。
勢いを軽視できない。
カジノドライヴ
変わり身に注目。
仁川Sは屈腱炎による2年近い休養明けで息切れしたが、道中の行きっぷりにはG1級の性能がハッキリ。
ひと叩きで、息の入りが違ってくるはずだ。
インバルコ
終始外々を回らされた平安Sでハナ差2着。
長くいい脚を使えて、並んでからも渋太い。
ひと息入ったが、坂路の乗り込みは十分で、いきなりから。
マチカネニホンバレ
フェブラリーS5着。
逃げ馬のペースに嵌まったが、0.5秒差に食い下がった内容は悪くない。
阪神の1800mなら前進は確実だろう。
タガノジンガロ
3連勝後に、オープン緒戦で2着。
2000mで出負けを克服してのものだけに価値がある。
まだ底を見せておらず、得意の1800mなら重賞でも。