今週は重賞レースが4Rと多いため、データ分析はG1・高松宮記念のみとさせて頂きます。 ご了承ください。 ★高松宮記念・データ分析★ 今年は中京競馬場が改修工事のため阪神競馬場での開催となります。 ◎近10年の傾向? 優勝馬10頭のうちビリーヴを除く9頭がG1初制覇だった。 04年以降の7頭を大別すると、G1・2着はありながらタイトルに手が届いていなかった馬。 目先を替えてのスプリント参戦の2パターンとなる。 ◎前走は? 阪急杯組が優勢。 距離が1200m→1400mになった06年以降も阪急杯組優勢は変わらず、主要ステップとしての位置づけ。 取捨のポイントはとにかく“着順”重視で、1〜3着に入った16頭のうち14頭は、前走の阪急杯でも掲示板に載っていた。 6着以下からの巻き返しはビリーヴ(03年)とビービーガルダン(10年)。 2頭ともG1連対実績があり、阪急杯は休み明け緒戦だった。 その他のレース組では、どのステップにせよ少数派だが、傾向はハッキリしている。 まず、優勝馬はトロットスター(01年)、ショウナンカンプ(02年)、ファイングレイン(08年)、キンシャサノキセキ(10年)は前走でシルクロードSorオーシャンSに勝ち、かつ連勝中だった。 休み明け、あるいは前走が中距離の場合は狙いが下がるが、デュランダル(04年)、ラインクラフト(06年)、ペールギュント(07年)、スリープレスナイト(10年)らのように「G1・3着以内」があれば連下の注意は必要。 ◎芝での勝利は? 1〜3着馬30頭すべてが芝で2勝以上。 2走前から芝路線に転じたショウナンカンプ(02年)でも2勝していた。 芝未勝利馬は過去10年間で外国馬を含め6頭おり、二桁着順に終わっている。 ◎重賞勝利は? 優勝馬8頭は既に重賞勝ちがあり、6頭は2勝以上していた。 重賞未勝利馬の優勝はの2頭。 2、3着も20頭中18頭に重賞勝ちあり。 ◎G1経験は? G1初チャレンジで馬券圏内に入ったのは4頭のみ。 ◎距離実績は? 芝1200m経験が2戦以下なら1200m初出走、1200mで無敗、G1で5着以内のいずれかを満たしていること。 ◎馬齢は? 年齢別連対率は5歳=21.7%(46頭中10頭)で他を圧倒。 6歳=10.9%(46頭中5頭)、7歳=8.3%(24頭中2頭)、4歳=6.4%(47頭中3頭)、8歳以上=0%(17頭出走)と続く。