★今週の重賞・有力馬情報2★ (登録馬一覧は省略いたしました) 3月19日、20日の2回中山競馬4週目に組まれていたフラワーカップ、スプリングSが阪神にスライドし、土曜の同日施行となった。 ☆3月26日(土) 第2回阪神1日目11R 第60回スプリングS(G2) 芝1800m リフトザウイングス 大物感溢れる馬っぷり。 使う毎に馬体が絞れ、集中力もアップして、実戦で力を出せるようになってきた。 朝日杯FSは直線に向いて外に張られるロスがあったが、そこからグイグイと加速してサダムパテックからクビ差。 上位馬とは位置取り、コース取りの差も大きかった。 蹄球炎できさらぎ賞を回避したが、立て直され、抜かりない仕上がりで臨めそう。 広い阪神外回りなら更に。 グランプリボス 2歳チャンピオンのが始動。 ここまで4戦して敗れたのは速い攻めが1本だったデイリー杯2歳Sのみ。 馬格に恵まれ、パワーとスピードを兼備。完成度が高い。 前走が1F延長に対応してのG1制覇だったが、馬込みで折り合い、直線でギアチェンジしてグイッと加速したレースぶりを見ると、1800mもこなせそう。 また、馬力があるので力のいる今の阪神も合いそうだ。 オルフェーヴル ここまで5戦のうち4戦でメンバー最速の上がり。 体をいっぱいに使った推進力あるフォームで、ラストは鞍上が追えば追うほどに伸びてくる。 折り合いが課題だが、前々走でも前走でも、道中で行きたがる素振りを見せながらも脚は温存できているよう。 極端なスローだとさすがにつらいが、ある程度のペースで流れれば直線強襲も十分ある。 ショウナンパルフェ 前走で2F延長に対応しての勝利。 やや姿勢が高く、追われて素早く反応できない感じはあったが、加速がつくと一完歩毎に差を詰め、キッチリと前を捉えた。 まだ幼さは残るが、ゲートを含めてレース運びはうまくなっているし、2000mをこなせたのも収穫。 いきなり注目したい。 リベルタス スッと前に行けるし、折り合いもつき、追って確か。 若さを残す3歳のこの時期、立ち回りのうまさ、レースセンスの良さは大きな武器だ。 ただ、1週前の稽古が軽いのは気掛かり。 最終追い切りをチェックしたい。 ☆3月26日(土) 第2回阪神1日目12R 第25回フラワーC(G3) 芝1800m マイネイサベル 新潟2歳Sの勝ち馬。 ファンタジーS、阪神JFでは結果を出せなかったが、クイーンCではホエールキャプチャと3/4馬身差。 復調をアピールした。 その前走内容からすると、末を生かすレースが合っていそう。 新潟、東京で2勝2着1回。 右回りで結果が出ていない点は少々気になるところだが、ここなら実績は一枚上。 シナル 格上挑戦の紅梅Sで2着。 3番手のインで流れに乗り、直線もよく踏ん張ってみせた。 あの内容なら相手なりのレースができそうだ。 使いつつ体が増えて内容も確実に上向いており、中間の動きもなかなかシャープ。 引き続き上位を賑わしそうだ。 ヤマノラヴ 菜の花賞で繰り上がりの1着。 発馬がスムーズだった分、前々で流れに乗れたし、直線でも追ってひと伸びした。 レースを覚えて安定感が出てきた。 坂路、ポリトラックを併用してその後の調整も入念。 マヒナ 菜の花賞で斜行して12着に降着(1位入線)となったが、直線で外に持ち出してからはしっかりと伸びた。 2カ月ぶりの実戦だったことを考えると内容自体は評価できるし、まだ伸びしろを感じさせる一頭でもある。 イトククリ 久々の前走でクビ差2着だったが、勝ったエーシンハーバーはフィリーズRで3着に入線。 それを考えればこの馬も軽視はできない。 ただ、血統、レースぶりからは短距離向きの感があり、距離延長が鍵になりそう。 その他キャリアは浅いが、ハブルバブル、アフロディーテ、サトノフォワード、サトノフローラあたりも穴として考えたい。 ☆3月27日(日) 第2回阪神2日目12R 第58回毎日杯(G3) 芝1800m トーセンレーヴ ブエナビスタの半弟という超良血馬。 デビュー戦は抜け出して気を抜く面を見せて2着馬にクビ差まで迫られたが、器用さがあってセンス溢れる勝ちっぷり。 前走のアルメリア賞ではスローの流れにピタッと折り合って上がり3F33.3秒。 鞍上の指示に即座に反応して一瞬にして抜け出し、抜群の瞬発力を見せつけた。 能力は間違いなくクラシック級。 無傷の3連勝で重賞制覇となれば一躍、最前線へ。 レッドデイヴィス せん馬でクラシックに出走できないためドバイに遠征するプランもあったが、国内に残りNHKマイルCを目標にすることになった。 シンザン記念は完全に抜け出しながらフワッとする面を見せてオルフェーヴルに迫られたが、まだまだ余力を残しての圧勝。 スッと先行でき、終いの伸びも確かで安定感は抜群だ。 2カ月半ぶりとなるが、坂路でジックリと乗り込まれており好時計。 いきなりも。 スマートロビン ここ2走が案外だが、京成杯は出遅れが応えたし、前走はやや距離不足の印象も。 エリカ賞がスローペースの逃げ切りだったとはいえ、共同通信杯2着のユニバーサルバンク、きさらぎ賞勝ち馬のトーセンラーの追撃を凌いだあたりに能力の高さを感じる。 大型でフットワークも大きく1F延長はプラス。 レースぶりが変わってくるはずだ。 サンビーム 前走、長丁場の500万特別を逃げ切り勝ち。そのラスト3Fが11.5-11.2-11.4。 先行力があるうえ、瞬発力も兼ね備えていて、スンナリ先行できればかなり渋太い。 一気に相手は強くなるが、マイペースの逃げを打てるようなら粘り込みが可能。 ルルーシュ 札幌2歳Sで0.4秒差4着。 休み明けの前走では接触する場面がありながら力の違いを見せた。 レース間隔が開いたが、動きは軽快。重賞でも。