◇京都記念 昨年のブエナビスタを筆頭に、最近ではドバイ遠征のステップとして、超一流馬が参戦してくることが多い。 それだけに重賞実績はかなり重要となってくる。 ◎実績 過去10年の連対馬20頭中11頭にはG1・3着以内の実績があり、その11頭のうち、8頭にはG1連対経験があった。 残りの9頭にしても、6頭は重賞2勝以上、1頭には重賞1着経験があり、重賞勝ちがなければここでは通用しない。 例外は03年優勝のマックロウ、05年2着のトウショウナイト。 この2頭の共通点は、3走前から前走をオール連対している近走好調馬だったということ。 資金に余裕のある場合は、このような馬も買い目に入れておけば完璧だ。 ◎ローテーション もっとも有力なのが、6頭の連対馬を出している前年の12月に行われた海外のレースを含めた芝2000m以上のG1経由だ。 昨年のブエナビスタ(前走有馬記念2着)のように、そこで勝っている馬よりも2着以下に負けている馬が狙い目だ。 ほかでは芝2200m以上のG2経由と、芝1600m以上のG3経由まで押さえればじゅうぶん。 前者は9着以内、後者は4着以内が好走の目安となる。 ◎人気面 1番人気が[4・2・1・3]、2番人気が[2・2・1・5]、3番人気が[2・2・1・5]と、上位人気馬の信頼度が抜群というわけではない。 とはいえ、近5年で1〜3番人気で決まったレースが4回もある。 基本的には、単体では信用できないが、基本的には上位人気の組み合わせで馬券を買うのが正解。 ◎牝馬の取捨 昨年こそブエナビスタが勝ったが、過去10年の牝馬の成績は[1・0・0・7]。 3年前のウオッカが1番人気で6着、一昨年のカワカミプリンセスが2番人気4着と、ことごとく人気で敗退している。 ブエナビスタは例外も、ほかの牝馬は消しが妥当。 そんなことを含めてこのレースをデータ面で分析すると、以下の馬たちが有望視できる。 オウケンブルースリ ダノンシャンティ トゥザグローリー ヒルノダムール メイショウベルーガ 以上、ここまでご紹介したデータはあくまでも過去の傾向を分析したもので、今年のレースに必ず適合するとは限りません。 注意してご活用ください。