◇共同通信杯 クラシックの登竜門といわれる本レースだが、じつは01年のジャングルポケット以来、皐月賞・ダービーでの優勝馬は出ていない。 08年2着馬タケミカヅチの皐月賞2着があるくらいで、どちらかというと、ここで好走した馬は春のクラシックでは不振だ。 ここでは、中山施行だった03年を除く過去9回の結果を参考に目立った傾向をあげてみました。 ◎キャリア面 過去の連対馬18頭中17頭は、キャリア3戦以上。 つまり、キャリア不足は本レースでは不安材料になるということだ。 ちなみに過去、キャリア2戦以内だった馬は20頭出走しており、連対したのは昨年のダノンシャンティ(2着)のみ。 昨年の1番人気アリゼオもキャリア2戦で挑み、3着に惜敗している。 たとえ人気でも疑ってかかるのが正解だ。 ◎ローテーション 過去の連対全馬は、前走で重賞もしくはオープン特別、500万に出走していた。 重賞なら5着以内、オープン特別または500万なら1着でないと、ここでは好走できない。 前走が重賞だった馬にかぎり、巻き返しが可能だということ。 尚、クラスを問わず、前走が1600m未満だった馬は一度も好走したことがないので、注意したい。 ◎距離実績 重要なファクターのひとつ。 過去の連対馬を見ると、18頭中17頭には1600m以上の勝利実績があった。 さらにその17頭のうち、10頭には1800m以上の1着経験あり。 ちなみに唯一の例外である04年2着のアポインテッドデイは、距離実績こそなかったものの、マイルG1・3着の実績があった。 このような馬は買い目に入れておきたい。 ◎厩舎と騎手 ここ5年で5頭出走させて、3連対の松田国厩舎。 騎手では、近5年で2勝している蛯名騎手と武豊騎手。 今年、出走もしくは騎乗馬がいれば注目だ。 以上のような項目などを分析した結果、データ面で有力と思われるのは、 ダノンバラード ビッグロマンス プレイ といったところに注目したい。 以上、ここまでご紹介したデータはあくまでも過去の傾向を分析したもので、今年のレースに必ず適合するとは限りません。 注意してご活用ください。