◆今週の重賞・データ分析2
◇1月5日(水) 第1回京都1日目11R 第49回京都金杯(G3) 芝1600m
◎単勝「2番人気」の馬が大苦戦
注目は単勝「2番人気」の馬の苦戦ぶり。
過去10年間では3着が最高着順なのだが、2番人気馬の連対自体、93年のエイシンテネシー(2着)から途絶えている。
また、単勝オッズ別成績をチェックしてみると、単勝オッズ「2.9倍以下」だった馬は連対率100%なのに対し、「3.0〜4.9倍」で連対した馬はゼロ。
☆単勝人気別成績
(過去10年)
単勝人気 成 績
1番人気 3-3-0-4
2番〃 0-0-3-7
3番〃 2-2-1-5
4〜5番〃 1-1-0-18
6〜9番〃 4-3-5-28
10番人気以下 0-1-1-66
☆単勝オッズ別成績
(過去10年)
単勝オッズ 成 績
2.9倍以下 3-3-0-0
3.0〜4.9倍 0-0-2-6
5.0〜9.9倍 2-3-2-20
10.0〜14.9倍 4-1-2-9
15.0〜19.9倍 0-0-2-9
20.0〜49.9倍 1-3-1-37
50.0倍以上 0-0-1-47
◎距離短縮組が好成績
前走が1600m以上だった馬が3着以内馬延べ30頭中26頭を占めていた。
前年12月の阪神C(1400m)から臨む馬も多いのだが、率の面でもやや劣勢という数字になっている。
ちなみに前走が1400m以下で勝利した2頭(06年ビッグプラネット、07年マイネルスケルツィ)は、いずれも芝1600mの重賞を勝利していたという実績があった。
前走距離 成 績
1200m 1-0-0-4
1400m 1-0-2-20
1600m 2-7-5-57
1800m 4-2-1-24
2000m以上 2-1-2-23
◎前年秋のG1成績にも要注目
京都金杯はG3のハンデキャップレースだが、その内容はハイレベルになることが多い。
それと関係しているのか、該当馬が出走していなかった05年以外で、前年の天皇賞(秋)またはマイルチャンピオンシップで勝ち馬から1秒未満の着差で敗れていた馬が連対している。
ただしそのラインナップは、僅差で敗れた馬ではなく、0.4秒〜0.8秒という着差だった馬が多くを占めているのが興味深い。