【ダービーエクスプレス】
改めまして、明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い申し上げます。

今年も「今週の重賞・有力馬ポイント」をお届けします。
「一年の計は『金杯』にあり」ともいいます。
今年もいいスタートが切れるよう頑張りましょう!!

◆１月５日(水)　第1回京都1日目11Ｒ　第49回京都金杯(G3)　芝1600m

ライブコンサート
昨年の覇者。
使い込んでいた影響か、夏場の休養直前は物足りない内容続きだったが、復帰戦の富士Ｓで本来の渋太さを発揮した。
レコード決着だったマイルＣＳでも0.2秒差。
完全に立ち直った。
ハンデは少し背負わされそうだが、目下の充実ぶりは、それでもと思えるもの。
脚質的に開幕週の芝もプラス。

リーチザクラウン
前走は骨折明けで6カ月半ぶりで、初めての1400mでもあったが、勝ち馬からは0.4秒差。
着順から受ける印象ほど負けていないあたりは、実力馬なればこそ。
使っての上積みは大きいはずだし、重賞勝ちのあるマイルに替わるのもプラス材料。
京都にも重賞勝ちがある。
ガラッと変われる要素は揃っている。

リクエストソング
前走で改めてオープン入り。
時計も上がりも上等だし、3歳時のきさらぎ賞ではリーチザクラウンの2着がある馬。
降級と休養で出世は遅れたが、ここでもヒケを取らないだけの高い素質を備えている。
前走が22kg増で太目残り。
反動が心配なパターンだけに最終追い切りは要チェックだが、上積みがあれば順当に。

ガルボ
マイルＣＳこそ崩れたが、富士Ｓではライブコンサートからクビ差、前走の阪神Ｃもゴール前で窮屈にならなければ3着はあったかの内容。
ここでも力は上位。
昨年、強い内容で重賞を勝ったのが、この京都マイルのシンザン記念。
コース替わりは大きなプラスだし、詰まったレース間隔も当時と同じ。
ここも上位争いに。

サンディエゴシチー
前走のキャピタルＳで約1年3カ月ぶりの勝利。
昨春は飛節を傷めた後遺症があったし、距離の長いクラシック戦線では常に折り合いがネックになって力を出せなかったが、距離を縮めて一変。
デビューから3連勝で重賞を制した素質馬が、能力の高さを改めて示した。
前走後も順調そのもの。
引き続き注目。

ショウリュウムーン
上位馬とは決め手の差。
ただ、中6週とレースが開いていた影響もあったかも。
間隔が詰まる分、上積みが見込めるし、中間の攻め気配も随分といい。
3歳牝馬限定戦とはいえ、昨春、チューリップ賞を制し、桜花賞も0.2秒差4着。
距離短縮はプラス。
年長の牡馬相手なら、多少はハンデの恩恵も。


◆１月５日(水)　第1回中山1日目11Ｒ　第60回中山金杯(G3)　芝2000m

ゴールデンダリア
前年に続いてディセンバーＳ3着だったが、6カ月ぶりで59kgを背負い、先行決着の中をよく追い上げた。
着順は同じでも今回の方が断然価値がある。
折り合いに進境を見せ、重賞の新潟大賞典をも勝ち、1年での成長は明らか。
セントライト記念2着のあと、1年9カ月休んだので、明けて7歳でもまだまだ活気がある。
年明け緒戦を制し、一段の活躍を初春に願う。

コスモファントム
1年前のラジオNIKKEI杯2歳Ｓでヴィクトワールピサの2着。
ダノンシャンティ、ヒルノダムールに先着していた。
高い素質の持ち主。
天皇賞では決め手の差が出たが、主導権を握った中日新聞杯2着と上向いてきた。
小回り向きの脚質で初コースでも楽しみは大きい。

ナリタクリスタル
新潟記念以来になるが、これから何本か追い切れるので態勢が整いそうだ。
8着まで0.2秒差の大接戦ではあったが、3番手につけ上がり33.9秒は快勝といっていい。
小倉大賞典で繰り上がりの2着しているように、小回りが苦にならないし、いきなりでも注意が必要に。

ミステリアスライト
3連勝でオープン入りしたあと、案外伸び悩みだが、ディセンバーＳはいかにも流れが不向きだった。
直線で窮屈な場面もあり、見限るわけにはいかないだろう。
2歳時、葉牡丹賞でマイネルチャールズ、ブラックエンブレムを相手に逃げ切ったように、リズム良く走れれば一変があって驚けない。

アクシオン
前年の中山金杯の勝ち馬。
3連勝した当時の勢いは感じられないが、連覇を狙った鳴尾記念は外枠のために前に馬を置けない形がつらかった。
好メンバーだった札幌記念で3着。
うまく折り合いがつけば。

アブソリュート
マイル5勝のスペシャリストだが、デビュー時、1800mで連勝しており、距離克服の下地はある。
前2走、休み明けでのG1挑戦で条件が厳し過ぎたし、G3の顔ぶれなら。

モエレビクトリー
マイペースが前走の勝因だが、ゴール前の渋太さは目を引いた。
中山が得意で、3歳時に京成杯3着と好走しており、自分の競馬ができれば。