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2010年12月24日 08時00分 発行
ダービーエクスプレス◇データ分析1
【ダービーエクスプレス】
おはようございます。
今週も重賞競走をデータ面で分析してみます。

まず、『有馬記念』。
今年も群雄割拠、精鋭たちが参戦してきました。
当然JCで降着処分は受けたものの、圧勝に見えたブエナビスタが中心に思われるが、そこに盲点はないか?
探ってみると・・・。

1.G1実績
G1の中でも芝2000m以上で実績を残していることが重要。
連対馬20頭を見ると、14頭には芝2000m以上のG1に優勝か2度以上の連対があり、これが連対のための条件となる。
ただ、3着馬でこれをクリアしていた馬は4頭。
3着候補に関しては、もう少しハードルを下げても大丈夫だ。 

2.距離実績
距離に関しては、芝2400m以上で下記2条件のどちらかをクリアしていること。
a.G1=連対
b.G2=優勝
ちなみに、連対馬20頭中16頭がこれに該当する。
なお、3着を見ると該当馬は4頭にとどまり、前項と同様、3着ならこの条件に拘泥する必要はない。 

3.ローテーション
その年の6月以降に2カ月半以上の休養を取っていることが条件で、連対馬20頭のうち例外は2頭。
また、3着馬も例外は2頭だけ。
しかも、03年以降の7年に限ると1〜3着馬すべてがこれに該当する。
また、秋季レース数は2〜3戦が理想(連対馬20頭中16頭)。
更に、レース間隔は菊花賞からの中8週というのがギリギリで、これを超える間隔で連対できた馬は1頭しかいない。 

4.前走(臨戦態勢)
ステップ別では目下3連勝の秋の天皇賞組も侮れないが、やはり、軸馬は10年で9連対のジャパンC組から選ぶのが正解。
なお、大きく離された次位は秋の天皇賞組と菊花賞組で各3連対。
これにエ女王杯組の2頭と、海外G1組の2頭を加えた19頭がG1からの臨戦となる。
また、3着も10頭中9頭がG1組だった。
一方、連対馬20頭中15頭が前走5着以内で、残る5頭中4頭は二桁着順。
前走成績に関してはかなり極端な傾向が出ているが、やはり、前走5着以内というのがひとつの目安となる。
また、優勝馬に限れば10頭中8頭までが前走3着以内だった。 

5.馬齢
年齢別成績は以下の通りで、とにかく5歳と6歳勢の落ち込みが顕著。
連対数と連対率の双方から、主力は3歳と4歳の2世代と見て間違いないが、1着候補という意味では10年で7勝を挙げている4歳勢の方だ。

馬齢 出走数 連対数 比率
3歳  37   6   16.2%
4歳  27   8   29.6%
5歳  40   3   7.5%
6歳  24   1   4.2%
7歳上 17   2   11.8%

6.決まり手
近年、ペースが極端だった年はなく、ほぼ平均的に流れている。
決まり手も様々で、脚質による有利不利は特に考えなくていいだろう。
また、枠の内外による成績の偏りも認められず、こちらも気にかける必要はなさそうだ。 

7.人気
1番人気は7連対だから、軸としてそれなりに信頼して良さそうだ。
また、優勝馬は07年のマツリダゴッホを除くとすべて4番人気以内で、1着候補に関していえば、あまり無理な穴狙いは推奨できない。
ただ、2着には(13)(13)(14)人気、3着には(13)(10)(11)人気と二桁人気馬の食い込みも見られる。 

《結論》
最有力候補は、やはりブエナビスタ。
ローズキングダムがこれに続くが、ブエナの宿敵レッドディザイアもデータからは有力候補になる。
以下、ペルーサ、ヴィクトワールピサ、エイシンフラッシュが続く。
古馬の牡馬勢は劣勢ムードだが、強いて名前を挙げればトーセンジョーダンとフォゲッタブルか。
          
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