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2010年12月23日 12時00分 発行
ダービーエクスプレス◆今週の重賞2
【ダービーエクスプレス】
こんにちは。
朝の『有馬記念』有力馬情報に続き、この号では『ラジオNIKKEI2歳S』『中山大障害』の有力馬情報をお届けいたします。

★12月25日(土) 5回阪神7日目11R 第27回ラジオNIKKEI2歳S(G3) 芝2000m

ウインバリアシオン
1800mで連勝してきた一頭。
特に前走は楽に前を捉えて上がり3F33.9秒、時計も初戦から1.6秒も詰めた。
まだ太目を感じさせる体つきでのものだけに、秘める素質には相当なものがありそうだ。
掛かるような面はないし、追っての脚もしっかり。
センスがいい。
これも久々にはなるが、1週前追い切りの坂路51.9秒はこの日としては破格。
力を出せる態勢にありそうだ。

ショウナンマイティ
3カ月半ぶりだった萩Sを勝っての臨戦。
着差は3/4馬身と僅かだったが、先行馬に有利なスローペースで、レースの上がり3Fも34.3秒と、差し馬には実に厳しい展開。
それを後方から差して、最後は抑える余裕も。
モノの違いを感じさせる勝ちっぷりだった。
中7週と今回も少し間隔は開いているが、乗り込みは入念だし、気配も良好。
阪神も経験済み。魅力たっぷり。

オールアズワン
札幌2歳Sの勝ち馬。
そこで楽々負かした2着馬が、先々週の阪神JFで4着だったアヴェンチュラ。
札幌の芝で2走続けて1:49秒台で走ったことも高い能力の証。
ここでも勝ち負けできる力がある。
仕掛けられてからの反応がいいのが持ち味のひとつ。
前走では行きたがる面を見せなかったし、これなら1F延長は問題なさそう。
久々だが十分乗り込まれ、仕上がりもいい。

ナリタキングロード
初戦は勝負どころで他馬より先に手が動き出したが、最終的には上がり2F11.7−11.6の流れを差して、ゴール前は流す余裕まで。
なかなかの決め手がある。
キャリア1戦とあって幼い面は残るが、母はエリザベス女王杯で2着が2回あるオースミハルカだし、折り合いもつく。
距離は問題なさそう。
1週前には坂路でビシッと追われて52.1秒の好時計。
上積みは大きそうだ。

ビップセレブアイ
前走の東スポ杯2歳Sは、前半から若さを出してチグハグに。
度外視できる。
初戦は前半1000m63.8秒の超スローの中でもピタリと折り合うと、上がりは出走馬中メンバー最速の33.5秒。
センスがいい。
これなら1F延長は何ら問題ないだろう。
経験済みの阪神に戻るし、前走後の気配もいい。
見直す余地は十分。

マーベラスカイザー
前走でオープン初勝利。
3走前の札幌2歳Sはオールアズワンから0.7秒差だったが、4角で接触してまともに躓きながら、立て直して差を詰めたもの。
まともならこれほどの差はつかなかったはずだし、そう大きな力差はなさそう。
まだ時計勝負、決め手勝負に課題を残すが、切れない反面、追って実に渋太い。
最終週だけに、少し時計を要せば。

ダノンバラード
前走はマーベラスカイザーからクビ、クビ差。
鮮やかだった初戦を思えば終いの伸びはちょっと物足りなかったが、ペースが落ちたところで行く気になってしまった分もあるし、終始内を通った勝ち馬とは道中のコース取りの差も大きかった。
3着は評価を大きく下げる要素にはならない。
中間も高いレベルでデキを維持。道中でタメが利けば、今度は違いそう。


★12月25日(土) 5回中山7日目11R 第133回中山大障害(J・G1) 芝4100m

メルシーエイタイム
このレースに3歳時の05年から5年連続して出走して、07年の覇者。1勝2着4回と抜群の好成績。
優勝した07年の中山大障害以降は、平地のレースをひと叩きして本番に向かう臨戦過程が定着、今年は3年ぶりの中山大障害制覇を目指す。
今春の中山GJ(落馬・競走中止)以来、約7か月ぶりの出走だった福島・ダート2400mの500万下(12着)で実戦復帰。
坂路中心の調整だった前走と違い、この中間は栗東CWコースで長めからジックリ乗り込んでいる。
万全の態勢で大一番に臨めそうだ。

トーワベガ
今秋の東京HJ(2着)、京都JS(4着)を叩いて、中山大障害に向かうローテーション。
牛若丸JSと阪神スプリングJを連勝して臨んだ今春の中山GJ(3着)時と比べれば、
勢いの面で物足りなさを感じるが、前走後は栗東の坂路とCWコースを併用して、意欲的な調教をこなしている。
春に中山競馬場の大障害コースを経験している強みを活かして、初のビッグタイトル獲得に意欲を燃やしている。

マルカラスカル
06年の中山大障害と08年の中山GJを制したJ・G1=2勝の実力馬。
実績ではこのメンバーの中で文句なしに最上位の存在だ。
平地のレースを叩いて中山大障害に向かうのは06年、07年と同じローテーションだが、復帰までのブランクが長かっただけに、実戦を1度使ってどれだけ変われるのかがポイントになる。
前走は約1年11か月ぶりの休み明けで、プラス22キロと大幅な馬体増だったが、この中間は栗東のプールと坂路を併用して太目解消に取り組んでいる。
前走で516kgの馬体重が連対時の480〜500キロ台に絞れるか、当日の馬体重と気配に注目したい。

イコールパートナー
前々走の東京HJでトーワベガを破り、障害重賞初制覇を飾った。
京都、小倉、東京コースとスピードが要求されるコースで勝利を挙げているだけに、スタミナを必要とされる中山の大障害コースに替わるのがポイントになるだろう。
前走は平地の500万下(7着)に出走したが、メンバー中2位タイの上がり3F35.3秒の末脚で勝ち馬から0.3秒差まで追い込んでいる。
中間の調整過程がすこぶる順調で、目下の充実度をもってすれば、大仕事をやってのける可能性を秘めている。

テイエムトッパズレ
07年から4年連続の中山大障害参戦となる。
障害重賞3勝の実力馬で、スピードを活かせる障害コースを得意にしている。
また、スタミナを要求される中山コースでも、08年の中山大障害で11番人気ながら勝ち馬から0.5秒差の3着と好走した実績がある。
この中間は週に2本、コース調教で長めから追い切り、スタミナ強化に努めている。
          
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