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2010年12月23日 08時00分 発行
ダービーエクスプレス◆今週の重賞1
【ダービーエクスプレス】
おはようございます。
ご愛読頂きまして、誠にありがとうございます。

いよいよ中央競馬の大団円、有馬記念が行われます。
今年残念ながら亡くなった「オグリキャップ」をはじめ、多くも名馬が熱戦を繰り広げてきた桧舞台です。

今週も本日(木曜日)は今週行われる重賞競走の有力馬情報を、明日(金曜日)はそのデータ分析をお届けしてまいります。

ご参考になれば幸いです。

まずは『有馬記念』です。


★12月26日(日) 5回中山8日目10R 第55回有馬記念(G1) 芝2500m

ブエナビスタ
G1 のタイトルは5つ。
うち4つは牝馬限定でのものだが、前々走の天皇賞(秋)を圧倒的な強さで制し、牡馬も含めた現役日本最強クラスの実力をあらためて実証した。
走行妨害で1位入線2着降着となった前走のジャパンCも、メンバー中最速タイとなる上がり3F33.5秒の末脚をマークしている。
このグランプリを制し、すっきりとした形で2010年のラストを締めくくることができるか、注目が集まる。

ローズキングダム
ジャパンCで2位入線から繰り上がり優勝となり、朝日杯FS以来、2度目のビッグタイトルを獲得した。
皐月賞4着、ダービー2着、菊花賞2着と3歳クラシックでは惜敗続きだったが、古馬と初対戦、しかも世界の強豪を相手に大仕事を成し遂げた。
秋を迎えて馬体が充実し、完全に本格化したムード。
堂々の先頭ゴールで、G1 連勝を飾る可能性も十分にあるだろう。

ヴィクトワールピサ
今秋にフランス遠征を敢行。
芝2400mで行われたニエル賞(国際G2)4着、凱旋門賞(国際G1)7着と好結果を出せなかったが、帰国初戦となった前走のジャパンカップで3着に好走。
繰り上がり優勝となったローズキングダムとハナ差の大接戦だった。
皐月賞でローズキングダムを0.2秒差の4着に退けた中山に舞台が替わり、逆転優勝の期待が高まる。

エイシンフラッシュ
ハイレベルな3歳世代のダービー馬。
前走のジャパンカップは8着に敗れたが、前々走の神戸新聞杯2着後に、筋肉痛で菊花賞を回避する誤算があったことを考えれば、見直す余地は十分にある。
前走後は大きな反動もなく、調教の動きはグンと素軽くなっている印象。
実戦を使われて、かなりの上積みを見込めるだろう。

ルーラーシップ
日本ダービーは5着止まりだったが、約6か月ぶりの実戦だった前走の鳴尾記念を1:44.9の好タイムで勝利。
重賞初制覇を達成。
ひと夏を越して心身ともにパワーアップし、上り調子でグランプリに参戦してきた。
父はローズキングダムと同じキングカメハメハで、母は名牝エアグルーヴ。
血統的にも実に奥が深そうだ。
層が厚い3歳勢の中で、最も未知の魅力にあふれている1頭か。

ペルーサ
ダービートライアルの青葉賞を4馬身差で圧勝し、本番のダービーでも2番人気に推されたが、出遅れが響いて6着に敗退。
秋3戦もすべてスタートで後手を踏んでいるように、ゲートに大きな弱点を抱える。
ただ、前々走の天皇賞(秋)では、出遅れながらも優勝したブエナビスタを上回る上がり3F33.6秒の末脚で2着に追い上げてきた。
入念なゲート練習の効果でスタートを決めることができれば、勝ち負けに持ち込む力を秘めている。

ドリームジャーニー
昨年春秋グランプリ連覇の偉業を達成したこの馬が、連覇を狙って今年もエントリーしてきた。
今季初戦のオールカマーで2着に入ったあと、右前球節炎を発症し、予定していた天皇賞(秋)は大事を取って回避。
やや順調さを欠いたのは確かだが、11月末に栗東トレーニング・センターに帰厩してからは順調に乗り込まれている。
実力的に軽視は禁物だろう。

トーセンジョーダン
1600万下の漁火S→アイルランドT→アルゼンチン共和国杯と、現在3連勝中。
特に、トップハンデの57kgを背負って楽々と差し切った前走は、完全本格化を思わせる強さだった。
一気に相手関係が強化される今回も、侮れない存在となりそう。

レッドディザイア
米・フラワーボウル招待S(国際G1)3着、ブリーダーズカップフィリー&メアターフ(国際G1)4着と、海外G1 制覇はならなかったが、いずれも優勝馬と接戦を演じた。
3歳時の秋華賞ではブエナビスタを破って優勝しているだけに、帰国初戦でも侮れない。

オウケンブルースリ
前走のジャパンカップで7着に敗れたが、4角16番手から上がり3F33.8秒の末脚を繰り出して、優勝したローズキングダムに0.22差まで詰め寄っており、決して悲観する内容ではなかった。
追い込み脚質とあって、小回りの適性は微妙だが、展開が向くようなら、大駆けがあるかもしれない。

トゥザグローリー
前走の中日新聞杯で重賞初制覇を達成。
後方からインコースをまくり気味に進出し、直線で楽々と抜け出すというワンサイド勝ちだった。
中1週での臨戦とあって、体調を維持できるかが鍵となるが、本格化を果たした良血馬の勢いは魅力たっぷり。

ダノンシャンティ
今年のNHKマイルCを1:31.4のJRAレコードタイムで圧勝。
続く日本ダービーは惜しくも骨折のため出走取消となったが、スケールの大きさは同期のG1 馬たちにもまったく引けを取らない。
ただ、今回は骨折明けで約7か月半ぶりの実戦となる上に、芝2500mの距離も、中山・芝コースも未経験。
条件的にはかなり厳しく、底力でどこまでやれるかがポイントとなる。
          
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