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2010年12月17日 16時00分 発行
ダービーエクスプレス◇データ分析2
【ダービーエクスプレス】

たびたび失礼いたします。

今号では今週行われる「愛知杯」「阪神カップ」のデータ分析です。



今週の重賞 愛知杯・阪神カップ

★阪神カップ(過去4年)

◎前走のレース別成績
3着以内馬12頭のうち半数の6頭が、前走でマイルCSに出走していた。
これに次ぐのは、3着以内馬3頭を送り出す前走京阪杯組。
前走がスワンS・オーロC・その他のレースだったグループからは、それぞれ3着以内馬が1頭ずつしか出ていない。

マイルCS   1-3-2-14
京阪杯     1-2-0-13
スワンS    1-0-0-7
オーロC    0-0-1-2
その他     1-0-0-23

◎前走の着順別成績
前走2着以下だった馬は9頭が3着以内に入っているが、そのうち7頭が前走G1出走組で、残る2頭は「京阪杯」で5着以内の成績だった。
創設以来、前走でG1 以外のレースに出走して6着以下だった馬は、まだ3着以内に入ったことがない。 

1着    1-1-1-6
2着    0-1-0-4
3着    1-0-0-5
4着    0-0-1-3
5着    1-0-0-2
6〜9着  0-1-0-12
10着以下 1-2-1-27

◎4角の位置別成績
(00〜09年の12月に行われたレース)
過去10年の12月の阪神・芝1400mで行われた29レース(2歳限定レースを除く)について、4角の位置別成績を調べる。
1〜4番手グループ143頭と、5〜9番手グループ142頭とでは、僅かではあるが5〜9番手グループの数値が、すべてのカテゴリーで上回った。
このレースの過去4年のデータでも、3着以内馬12頭中11頭が4角で5番手以下の位置取りだった。
(唯一の例外は06年3着のマイネルスケルツィで同「2番手」)。
勝率20%超の4角先頭の馬のチェックは欠かせないだろうが、差し馬勢の台頭が目立つレースであることは、覚えておいても損はないだろう。 

先頭     6-0-3-20
2〜4番手  6-10-10-88
5〜9番手  12-14-10-106
10番手以下 5-7-4-144

◎単勝人気別成績
前項で調べた29レースを、単勝人気別成績で見てみると、1番人気馬が連対率で48.3%の安定感をマークしていた。
このレースの過去4年でも、単勝1番人気は2勝2着1回で、連対率75.0%と更に安定感を増している。
(唯一4着以下に敗れたのは06年にイギリスから遠征してきた海外馬コートマスターピースで9着)。
その一方で、6番人気以下からでも3着以内に46頭が入っており、これは占有率では52.9%と、半数以上を占めている。
このレースの過去4年でも、6番人気以下からは7頭が3着以内に入っており(占有率58.3%)、伏兵馬の台頭は常に頭に入れておきたい。 

1番人気   8-6-1-14
2番人気   5-2-1-21
3番人気   4-3-1-21
4番人気   1-0-2-26
5番人気   2-2-3-22
6〜9番人気 5-10-15-86
10番人気  4-8-4-169


★愛知杯(過去4年)

◎JRA・G1出走経験の有無
過去4年の3着以内馬12頭中、7割以上にあたる9頭は、同年のJRAのG1に出走した経験があった。
その9頭は、いずれも同年のG1における最高着順が9着以内だった。
ビッグレースに参戦した経験のない馬も多数出走しているが、やはり同年のビッグレースを経験している馬の方が優勢のようだ。
しかし、同年のG1を経験している馬であっても、すべて二桁着順に敗れていた馬は割り引きが必要だろう。 

あり    3-2-4-21
なし    1-2-0-34

◎JRA・G1未経験馬の前走着順別成績
過去4年の3着以内馬12頭中、同年のJRAのG1に出走経験のない馬は3頭いたが、この3頭はいずれも前走で条件クラスのレースに出走し、3着以内に好走していた。
08年には、1着のセラフィックロンプ、2着のチェレブリタと、いずれも前走で1000万下のレースに出走していた馬が上位を独占している。
前走の着順が良ければ、そのレースの格はあまり問われないようだ。 

3着以内  1-2-0-5
4着以下  0-0-0-29
合計    1-2-0-34

◎前走との間隔別成績
過去4年の愛知杯では、前走から中3週以上の間隔で臨んできた馬が3着以内馬12頭中11頭を占めていた。
残る1頭は06年2着のコスモマーベラスで、同馬は12月3日のターコイズSで2連勝を飾り、中1週の間隔で臨んできた上がり馬だった。
このレースでは、前走から間隔が詰まっている馬ではなく、余裕のある臨戦過程で参戦してきた馬に注目したい。
今年の場合、11月27日(5回東京7日目、6回京都7日目)以降のレースに出走していた馬は、割り引きが必要だろう。 

中2週以内  0-1-0-25
中3週以上  4-3-4-30

◎馬齢別成績
過去4年の年齢別成績を調べてみると、3着以内馬12頭中11頭は4歳以下の馬だった。
残る1頭は、07年に優勝した5歳馬のディアデラノビア。
また、昨年の愛知杯は、出走馬18頭のうち9頭が5歳以上だったものの、上位3頭はすべて4歳馬で、4着にも3歳馬のヒカルアマランサスが入っている。
キャリア豊富なベテラン勢よりも、これからさらに力をつけていく若い馬に注目すべきレースなのかもしれない。 

4歳以下  3-4-4-26
5歳以上  1-0-0-29
          
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