【ダービーエクスプレス】 こんにちは。 今日は重賞レースのデータ分析をお届けいたします。 参考になればいいのですが・・・!? 今週の重賞・データ分析 ★12月12日(日) 5回阪神4日目11R 第62回阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) 芝1600m 06年に阪神競馬場が改修され、外回りコースが新設。 トリッキーなコースだった05年以前と違い、06年以降は上位人気馬が期待に応えて勝利を挙げ、クラシックでも中心的存在となっている。 優勝馬ウオッカ、トールポピー、ブエナビスタ、アパパネのその後の活躍は周知の通り。 いかに素質を見抜けるかだ。 1.1〜4番人気が勝つ 冒頭で触れた“上位人気馬”とは具体的には1〜4番人気。 例えばトールポピーやブエナビスタのようにスタートで後手を踏んだとしても、広い外回りコースならそれが致命傷とはならず、力任せに押し切れる。 展開の紛れによる波乱は考えづらく、ストレートの力勝負に。 2.2勝以上または1勝且つ500万下か重賞2着 過去10年間で1勝馬が8連対(87頭出走)に対して、2勝馬は10連対(82頭出走)と僅かに優勢。 近年は1勝馬なら、新馬、未勝利組よりも500万特別か重賞で連対経験がある馬が優勢。 3.ファンタジーS組は不振 ファンタジーS組は人気に見合った結果が出ておらず、03年以降の連対はアストンマーチャン(06年2着)のみ。 阪神競馬場改修後の成績を踏まえても2.3着までの狙いが妥当かも。 4.距離1800m経験に注目 昨年の1〜3着馬は1800mを経験(いずれも3着)していたことが共通点。 外回りになってからは1400mまでしか経験のない馬の好走が減り、 06年2着のアストンマーチャン、07年3着のエイムアットビップを除く1〜3着馬10頭に1600m以上の距離で勝ち鞍があった。 1800mをこなしていれば心強い。 5.前走は1400m以上で連対 1〜3着馬12頭すべてが前走芝1400m以上で連対。 関東圏なら赤松賞組を警戒したい。 ★12月11日(土) 3回小倉4日11R 第46回中日新聞杯(G3) 芝2000m 05年までは「父内国産限定・別定・芝1800m」だったが、06〜07年は「父内国産限定・ハンデ・芝2000m」に。 08年以降は「混合(国際)・ハンデ・芝2000m」で行われている。 さらに今年は中京コースの改修工事のため、小倉での代替開催。 ここではハンデ戦となった06年以降の結果から、好走馬のデータを探ってみる。 1.重賞連対実績馬 過去の連対馬を見ると、8頭中5頭に重賞連対歴があった。 昨年の優勝馬アーネストリーも前走のアルゼンチン共和国杯を2着していたように、重賞実績のない馬は買いづらい。 ちなみに残りの3頭のうち、2頭にはオープン特別勝ちの経験があり、ここが最低ライン。 2.3歳馬優勢 昨年こそ4歳馬と5歳馬で決まったが、それ以前の過去の連対馬6頭中5頭は3歳馬だった。 データ集計期間が短いため、断言はできないが、今年も3歳馬に注目。 なお、6歳以上の馬は一度も連対したことがないので、消しが妥当。 3.ハンデは中間斤量 トップハンデ馬の成績は[0・1・0・3]、また57kg以上の馬も[0・1・0・6]。 ハンデが重くなればなるほど馬券の対象外になっている。 逆に軽ハンデ馬はどうか。52Kg以下の馬を見ると、[0・0・1・10]。 ハンデの重い馬と同じくまったく買えない。 好走できるハンデの範囲は、53〜56kgだ。 4.ローテーションでは・・・ ローテーション的には多種多様。 範囲は広いが、4連対の芝2000m以上の重賞経由が一応の王道ローテだ。 G1は着順不問も、G2、G3では5着以内に入っておかないと、ここでは好走できない。 あとは昨年の2着馬ドリームサンデーもそうだったように、3連対の芝1800m以上のオープン特別経由にも注目。 負けていてもいいが、2ケタ着順では厳しい。 9着以内が好走の目安だ。 ★12月12日(日) 5回中山4日目11R 第3回カペラS(G3) ダ1200m 1月に施行されていたガーネットSが一昨年12月に移動。 それに伴いレース名もカペラSに変更された。 ここでは08〜09年の結果と、同じ別定戦だった00〜01年のガーネットSを参考にしていく。 1.配当は固め? 過去の馬連平均配当を見ると、08年に7760円というのがあるが、基本的に2000円以下の配当が多い。 サンプル数の少ない馬単や3連複、3連単はわからないが、荒れる重賞ではない。 2.1番人気と連対するのは? 人気面を見ても、1番人気の成績は[0・3・0・1]と、優勝こそないものの、好成績を残している。 昨年の1番人気ダイワディライトも2着にきているように、1番人気に支持された馬から入るのが正解だ。 逆に狙えないのが、2番人気と3番人気。 それぞれ[0・0・0・4]、[0・0・1・3]と一度も連に絡んだことがない。 相手に買うなら、1連対ずつしている4〜7番人気の馬だ。 3.1400m以下のオープン特別経由 次にローテーションを見ていこう。 カペラSになってから3連対している芝・ダートを問わず1400m以下のオープン特別経由がおすすめ。 昨年の勝ち馬ミリオンディスクも霜月S(OP特別・ダート1400m)からの臨戦馬で、ダートの場合は2着以内、芝の場合は着順不問で狙える。 4.距離適性は? 中央競馬ではダート1400m以下の重賞は本レースと根岸Sしかない。 そのため、マイルや1800mをこなせるダート馬よりも、ここを目標にしてきたダート1200mのスペシャリストが好走することが多い。 過去の連対馬8頭中5頭には、ダート1200mの連対率が85%以上あった。 残りの3頭にしても2頭はダート1200mの重賞勝ち馬だった。 昨年の優勝馬ミリオンディスクも、ダート1200mの成績は[4・3・0・1](連対率87.5%)とほぼパーフェクトに近い数字を残している。 中途半端な距離実績の馬では通用しない。