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　【新第２号】マイルＣＳ展望号



　こんばんは、まうまう企画の松田です。

　いつも当メルマガをご愛読いただき、厚く感謝申し上げます。


　さて、今回の『データでわかる連対馬』新第２号は

　京都『マイルＣＳ』を展望いたします。



　それでは、今号をどうぞお楽しみください。




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　　【京都】マイルＣＳの展望
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――【人気傾向（過去10年の実績から）】――――――――――――――――



　過去10年で複勝圏に入った馬の人気は次の通りです。

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　年度｜１着馬｜２着馬｜３着馬｜
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　09年｜１人気｜14人気｜２人気｜
　―――――――――――――――
　08年｜４人気｜１人気｜10人気｜
　―――――――――――――――
　07年｜１人気｜４人気｜５人気｜
　―――――――――――――――
　06年｜１人気｜３人気｜８人気｜
　―――――――――――――――
　05年｜３人気｜４人気｜２人気｜
　―――――――――――――――
　04年｜１人気｜４人気｜５人気｜
　―――――――――――――――
　03年｜５人気｜２人気｜10人気｜
　―――――――――――――――
　02年｜11人気｜３人気｜15人気｜
　―――――――――――――――
　01年｜４人気｜２人気｜10人気｜
　―――――――――――――――
　00年｜13人気｜１人気｜12人気｜
　―――――――――――――――


　１番人気【４-２-０-４】

　２番人気【０-２-２-６】

　３番人気【１-２-０-７】



――【レース傾向とデータ】――――――――――――――――――――――



　１番人気は６連対とまずまずの実績を残していますが

　２番人気は０勝２着２回、３番人気も３連対のみとやや精彩を欠いており

　上位人気の中で信頼に値するのは、１番人気馬だけのようです。


　それよりも狙って妙味のあるのが４番人気馬で

　【２-３-０-５】と、人気を考えたら連対率50％は立派な成績でしょう。



　しかし、やはり気になるのは人気薄馬の激走。


　ここ最近は２年連続で超人気馬が波乱を演出しておりますし

　過去10年でも８頭もの２桁人気馬が馬券圏内まで達しています。


　この傾向を考えると、全くの人気薄馬でも無闇な軽視は禁物です。



　特に今回は人気もかなり割れていますし

　またＧ１初挑戦馬やカク外馬が上位人気に推されていることもあり

　波乱になりそうな空気が漂っている感じですので

　これまで以上に人気薄への警戒が必要かもしれません。



――【好走データ】――――――――――――――――――――――――――



　過去10年で比較的好走率の高いデータを集めてみました。



　◆ 前走が天皇賞（秋）だった４番人気以内の馬 【４-３-１-７】


　今回の好走データはこれだけなのですが

　該当馬は複勝率50％を超えており、ここは中心視してもＯＫです。


　前売段階では、２番スマイルジャックが唯一該当しており

　このまま人気を落とさずにレースを迎えられるようでしたら

　同馬の信頼性は更にアップするでしょう。



――【消去データ】――――――――――――――――――――――――――



　過去10年で連対例が殆どないというデータを集めてみました。



　◆ 前走が非重賞戦だった馬 【０-０-０-11】


　９番トゥザグローリー、15番ゴールスキーの２頭が該当。



　◆ 前走距離が1400メートルだった馬 【０-１-５-39】


　スワンＳを含め、前走1400メートル戦を使った馬は精彩を欠いています。

　今回は１番、６番、13番の３頭が該当。



　◆ Ｇ１戦を除く、前走で10番人気以下だった馬 【０-０-１-15】


　１番、３番、６番、14番、18番の５頭が該当。



　◆ 前走で1.0秒以上負けた馬 【０-０-２-32】


　２番、７番、12番の３頭が該当。



　◆ 前走が天皇賞（秋）だった５番人気以下の馬 【０-０-１-12】


　４番オウケンサクラ、７番ショウワモダンの２頭が該当。



　◆ ５番人気以下の牝馬 【０-０-０-21】


　前売段階では、４番、５番、11番の３頭が該当。



　◆ ６〜９番人気馬 【０-０-０-33】


　２桁人気馬の激走例は多いのですが、中位人気馬の連対例はありません。

　前売段階では、５番、６番、11番、15番の４頭が該当。



　◆ 単勝オッズ50倍台以上の馬 【１-０-１-52】


　00年に55.7倍のオッズで勝ったアグネスデジタル以外は連対実績ゼロです。

　前売段階では、１番、10番、14番、18番の４頭が該当。



　以上、今回どのマイナスデータにも該当せず減点ゼロだった馬は

　前売最終オッズを参照した段階ですと


　・８番ダノンヨーヨー

　・16番サプレザ

　・17番キンシャサノキセキ


　以上の３頭のみとなりました。



――【買えるオッズ】―――――――――――――――――――――――――



　　・単勝オッズ帯⇒７〜９倍台（7.0倍〜9.9倍）

　　・実績⇒【２-３-２-４】


　連対率約45％、複勝率約64％と

　人気の割りに好走率がかなり高い、この単勝オッズ１桁台後半の馬。


　３連系馬券でしたら、軸にできる存在と見ていいでしょう。


　尚、前売段階では該当馬不在ですが

　当日のオッズには注目しておいてください。



――【買えないオッズ】――――――――――――――――――――――――



　　・単勝オッズ帯⇒15〜19倍台（15.0倍〜19.9倍）

　　・実績⇒【０-０-０-14】


　狙って妙味がありそうなオッズゾーンと言えますが

　これまで何とオール着外という、この単勝10倍台後半の馬。


　とても積極的には買える実績ではなく

　ここは問答無用で軽視してもＯＫでしょう。


　尚、前売段階では

　８番人気から10番人気までの３頭がここに該当しています。



――【コース傾向（京都芝1600メートル）】―――――――――――――――



　上位人気馬の連対率実績は次の通りです。


　　・１番人気　５３.６％

　　・２番人気　３４.８％

　　・３番人気　２６.３％


　どれもだいたい平均値前後を記録しており

　上位人気の信頼性は、まずまずのレベルにあるでしょう。



――【今回の結論】――――――――――――――――――――――――――



　過去10年間でＧ１レース初挑戦馬が勝った例はなく

　今回が初Ｇ１戦となるダノンヨーヨー、テイエムオーロラ、ゴールスキー

　キョウエイストームの４頭については、やや割引が必要かもしれません。


　中でも支持の高いダノンヨーヨーは、消去データで減点ゼロだったものの

　アタマからの狙いは若干落ちてしまうでしょうか。



　また、消去データで残った他の上位人気馬２頭に関しても

　キンシャサノキセキが該当する７歳馬の実績は【１-０-０-18】

　そして、サプレザの該当するカク外馬の実績は【０-０-１-７】

　と、いずれも好走例が少なく、やや信頼性に乏しいのが実情です。



　一応今回は減点ナシで残った上位人気馬３頭を中心視しますが

　全幅の信頼を置けない以上、人気薄馬の激走にも警戒が必要になります。


　尚、人気薄のデータ特注馬は、13番エーシンフォワード（13番人気）。


　前走1400メートル組の不振データで減点材料が１つあるものの

　春にはＧ１３着の実績もあり、スワンＳでは１番人気に推されていた逸材。


　人気の落ちた今回は絶好の狙い目で、穴に一考の価値アリです。



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　今号も最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。



　次号は11月28日開催の、東京『ジャパンＣ』を展望する予定です。

　どうぞ、来週もお楽しみに！



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