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2017年02月16日 12時35分 発行
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2月19日(日曜)※会員様公開予定
〇東京11R フェブラリーS(☆強力惑星馬)

フェブラリーSの前哨戦と言えば、東海Sか、根岸Sということになる。
このうち、今年の根岸Sは東京競馬場の長い直線を活かした追い込み脚質の馬が勝利した。
根岸Sは、こうした脚質の馬が勝つことが多いレースとして知られている。

しかし、このダート重賞戦線を地方競馬で行われるダートグレードレースも含めてご覧の方なら、今年の根岸Sにきっとこんな感想を抱くに違いない。
「中央競馬のダートコースと地方競馬のダートコースは、同じダートでも全く別物だな」
地方競馬のダートコースは小回りで直線が短く、また砂が深くて力が要る。根岸Sのような大外直線一気での勝利は至難の業と言っていいだろう。
そのせいか、地方競馬のダートグレードレースで実績を残してきた馬が、中央のダート重賞では全く力を発揮できない、というケースは少なくない。
タイム指数などを武器にする予想家の中には、「地方競馬で行われたレースはノーカウント」と公言する人もいる。
しかし、中には地方競馬でも、中央競馬でも、馬券検討をする上で「ノーマークに出来ない馬」も実在する。
今年のフェブラリーSにもそんな馬がいる。中央競馬でも、地方競馬でも重賞勝ちの実績がある。地方競馬ではJpn1のタイトルも手にしている。
だが、この馬は不思議なことに、これほどの実績を残しているのに、単勝オッズ1番人気を他の馬に譲ることが多い。前走でも不当に人気を落とした。
人気になりにくい理由の1つは斤量かもしれない。実績があるために、中央でも、地方でも、「別定58~59キロでの出走」となることが多い。
「59キロ」などという斤量を見ると、つい他の馬を探したくなるのは競馬ファンの悲しい性と言っていいだろう。
だが、その58~59キロでも大崩れはない。中央も地方も、ダートなら重い斤量を背負わされても馬券圏内を確保する。この堅実さを無視できない。
フェブラリーSは定量戦だ。重い重量を背負い慣れたこの馬には絶好の条件だろう。
だが、何故かファンは他の馬が気になってしまい、今回も人気にはならないに違いない!!
馬単、三連単の頭で買うのは難しいが、馬連・三連複での軸馬には最適だ。
隠れた堅実派のこの馬で、JRAでは今年はじめてとなるG1戦でいい想いをしようではないか。

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